校訓:質実剛健 信条:技術者となる前に人間となれ

専攻科の授業紹介[11]
2025年8月1日 17:29

専攻科創造工学科2年生「企(起)業経済学」第15週の授業が行われました。

本科目の締めくくりとして、株式会社メイコー 取締役会長・上野富男様をお招きし、基調講演を行っていただきました。上野様は本校の卒業生であり、学生たちにとっては大先輩にあたります。
 
講演の演題は「株式会社メイコー 起業から60年のあゆみ」。創業から現在に至るまでの会社の歩みや、その時々の思いを熱く語ってくださいました。まるで映画を観ているかのようなドラマチックな展開に、学生たちも引き込まれ、真剣な表情で耳を傾けていました。
 
講演後には座談会も行われ、学生たちからのざっくばらんな質問に対し、上野会長は一つひとつ丁寧に、真摯にお答えくださいました。
 
学生たちはこの「企(起)業経済学」を通じて、経営者の視点や考え方に触れ、それを自分自身の将来に重ねて考えるようになりました。来春にはそれぞれが企業へと就職し、この学びを活かして、力強く社会に貢献してくれることを願っています。

 
参考リンク 
株式会社メイコー https://www.meiko-inc.co.jp/

創造研究前期発表会が行われました
2025年7月30日 16:58

2年生が取り組んでいる「創造研究」の前期発表会を、リアル会場とオンライン会場を併用したハイブリッド形式で開催しました。
 
「創造研究」は、高校3年間と専攻科2年間の計5年間の学びの集大成として取り組む研究活動です。前期で完結する研究もあれば、通年を通して継続する研究もあり、内容は学生によってさまざまです。
 
どの発表も、ものづくりへの情熱が感じられる素晴らしい内容で、聴いていた1年生たちも来年度の自分の姿を思い描きながら、興味深く耳を傾けていました。

 
当日は多くの方のご来場 誠にありがとうございました。

専攻科の授業紹介[10]
2025年7月23日 17:23

専攻科創造工学科機械系コース1年生の実習「電子基礎実習Ⅰ」の第14週目の授業が行われました。
 
「機電融合」のカリキュラムの一つで、これまで機械を学んできた学生が、新たに電子の内容について学び、実践をしてゆく時間となります。
 
4名ずつの3パートに分かれ、少人数制で密度の濃い指導が行われています。
パートの1つでは「FMトランスミッタ」について、実習が行われました。
AM放送、FM放送の違いなどについて講義を受けたあと、FMラジオで受信できるトランスミッタ(送信機)を実際に結線して、動作を確認しました。
 
FMラジオから自分たちが組んだ回路の音声が聞こえた瞬間には、驚きと達成感が入り混じりながら歓声があがりました。
機械系の学生にとっては新鮮な内容が多く、電子技術の奥深さを体感する貴重な機会となりました。
学生たちは、「ものづくり」の楽しさと難しさを実感し、電子技術への興味をさらに深めている様子でした。
 
創造工学科では「機電融合」をキーワードに、機械と電子の両方の視点から技術を学ぶことで、将来のものづくりに必要な総合力を育んでいます。今後の授業でも、学生たちが主体的に学び、創造的な力を伸ばしていけるような実習が続いていきます。

専攻科の授業紹介[9]
2025年7月16日 17:39

専攻科創造工学科機械系コース1年生の実習「電子基礎製図」の第13週目の授業が行われました。
 
「機電融合」のカリキュラムの一つで、これまで機械を学んできた学生が、新たに電子の内容について学び、実践をしてゆく時間となります。
 
前回までの取り組みで電子回路CADの「KiCAD」を使って、プリント基板の設計を行いました。今回はそのデータから基板を製作したものに、部品実装を行いまいした。
 
学生たちは、回路図と部品配置図を照らし合わせながら、慎重に部品を基板に取り付けていきました。抵抗やコンデンサ、ICなどの小さな部品をピンセットで扱い、狭い箇所へのはんだ付けにはさすがに苦戦していました。戸惑いながらも、互いに協力し合い、少しずつ完成に近づいていく様子が見られました。
 
授業の終盤には、完成した基板に電源を入れて動作確認を行い、LEDが点灯した瞬間には歓声が上がる場面もありました。自分たちで設計し、形にした電子回路が実際に動くという体験は、学生たちにとって大きな達成感となったようです。
 
この実習を通じて、機械と電子の両分野にまたがる「機電融合」の理解が深まり、今後の創造的なものづくりへの意欲につながることが期待されます。

企業ガイダンスが行われました
2025年7月11日 17:52

本学科の特色ある取り組みのひとつに、「デュアルシステム」があります。その一環として、1年生の後期には企業実習が実施されます。後期15週のうち、3週ずつ計5社の企業で現場実習を行うという内容です。

 

この企業実習に先立ち、実習先を選ぶための参考として、7月9日から11日までの3日間にわたり企業ガイダンスが開催されました。県内の協力企業51社にご来校いただき、学生は小グループに分かれて、1社につき15分ずつローテーション形式で説明を受けました。各社の実習内容や業務内容について、担当者から直接お話を伺う貴重な機会となりました。

 

学生たちは、初めて名前を聞く企業も多くある中で、各社の高い技術力や独自の取り組みに感動しながら、実習先の選択に真剣に向き合っていました。将来の就職先が、今回選ぶ企業の中から決まることも多いため、福利厚生や職場環境に関する質問も活発に交わされていました。

魅力的な企業の中から、自分に合った実習先を選び、後期の企業実習に向けて準備を進めていきます。

 

山梨日日新聞様に取り上げていただきました。お近くの紙面(令和7年7月10日(木)15面)をご確認いただければ幸いです。

新聞記事のリンクはこちら(※記事の詳細をご覧になるにはログインが必要です)